食性 |
|
フェレットは完全な肉食で、動物性の高蛋白の食事が必要です。盲腸と回盲腸弁を欠く非常に短い消化管を持つ。消化管の構造も単純で、食べ物の通過時間が非常に短いため、栄養分の吸収効率が悪い。小腸の長さは、体長の約五倍。猫の小腸が体長の8〜10倍の長さを持つことからもフェレットの小腸の短さが分かります。 | |
食事バランス |
|
動物性たんぱく質 | 30〜40% |
脂肪 | 約30% |
アルギニン | 約2.5% |
タウリン | 約0.25% |
一日必要なエネルギー量 |
|
平均体重1.5sの成獣が必要とするカロリーは、200〜300KCal 動物性たんぱく質は、妊娠中・保育中は、40%以上 |
|
食事の種類 |
|
主食になるもの | ・フェレットフード ・猫用缶詰(子猫用) ・猫用ドライフード(子猫用) |
副食 | ゆで卵の黄身・レバー・茹でた鶏肉または蒸したもの・乳糖を含まない牛乳(牛乳の乳糖は下痢のもと)・猫のミルクを薄めたものなど。 あまり与えすぎると、肥満や肝臓を壊したりします。副食は控えめに。一日のカロリーの一割程度。 |
オヤツ | フェレットバイト・動物用無塩バター・フェレット用オヤツ 原則的に、食事がしっかりしていればまったく必要ありません。 |
与え方の一例 |
|
フェレット(イタチ科の動物)は、他の肉食動物の様に一度に沢山食いだめをする習慣が無く、隠れ家に餌を置き少しづつ頻回に食べる習慣があるので、時間を決めて与えるより、一日量を、5〜9回に分けて与える。もしくは、一日中食べれるようにしておく。その代わり、一日2回取替え夕方の分を多めにあたえる。動物性の高タンパク質で低炭水化物のフードを主食に、ゆでた鶏肉など日替わりで副食をあたえる。 | |
与えるときの注意点 |
|
置き餌にするときは、痛むことがあるので注意が必要です。特に、餌の継ぎ足しは絶対にいけません。必ず残っている食餌は捨てて、食器を洗ってから餌を足しましょう。無駄をなくすためには、こまめに食べきれる分だけを与えていくのがいいと思います。栄養のバランスが悪いとすぐ毛艶が悪くなったり痩せたり、肥満になります。ちなみに、季節的に秋から冬にかけて体重が増加し、春から夏にかけて減少するのが普通ですが。飼育下のフェレットは、一年中太っていたり、痩せていたりすることが多いようです。体重の増減や、便の状態も体調のバロメーターになりますので、こまめに観察しましょう。 スーパーなど量販店にある安いお食事は、嗜好性は良いが栄養バランスが悪いことが多いので、ラベルを見て選びましょう。 |